溶接工Story

#4 未経験からキャリアアップ!「溶接」の資格

#4-溶接工

信頼につながる「溶接」の資格

タクラ
タクラ
「溶接」は、資格なしでできるものもあれば、種類によっては労働安全衛生法などで定められた国家資格がなければできないものある。数や種類がとても多いのが特徴じゃ。
ヨウくん
ヨウくん
誰でもできる「溶接」があるんですね。ということは、資格がなくても「溶接工」になれるということですか?
タクラ
タクラ
そうじゃ。資格がなくても始められるのが「溶接」の仕事。少しずつ資格を取ってできる「溶接」の種類を増やしていけば、十分にキャリアアップできるのが魅力じゃ。もちろん、先に資格を取ってから「溶接工」になる道もあるぞ。
ユウちゃん
ユウちゃん
なるほど。実は飛び込みやすい世界なのね。でも、せっかく「溶接工」になるなら、自分の技術力を磨くため、仕事の幅を広げるために資格取得に挑戦したいわ。
タクラ
タクラ
それはいい心がけじゃ。それじゃあ「溶接」の代表的な資格を見ていくとしよう。
「溶接」の代表的な資格

●ガス溶接技能者
「ガス溶接」を行うために必要とされる国家資格。溶接の初歩的な資格の一つだが、これがなければガス溶接はできない。
●ガス溶接作業主任者
指導者としてガス溶接に携わるための資格。ガス溶接技能者からの発展的な資格で、実務経験3年以上が受験条件。
●アーク溶接作業者
「アーク溶接」を行うために必要とされる国家資格。
●アルミニウム溶接技能者
アルミニウム合金の「溶接」を行う専門的な知識と技能を認定する民間の資格。
●PC工法溶接技能者
「PC工法溶接」の技能を溶接協会が認定する民間の資格。「PC工法」とは、「プレキャスト鉄筋コンクリート工法」のことで、建物の基本となる部材をあらかじめ工場で製造した後、現場へ持ち込んで組み立てる工法。
●ボイラー溶接士
ガスや石油などの燃料を燃やして、水や水蒸気や温水に換える装置(ボイラー)の製造・改造・修理などに関する溶接ができるようになる資格。1年以上の溶接経験があれば受験できる。
●溶接管理技術者
「溶接」に関する技術と知識だけでなく、管理を行う職務能力を持つと認定する民間の資格。官公庁からの工事受注に必要で、「特別級」「1級」「2級」の3段階のレベルがある。
●溶接作業指導者
「溶接」の現場で指導者としての役割が果たせる経験豊富な溶接作業者として認定する民間の資格。

資格取得イメージ
ユウちゃん
ユウちゃん
代表的なものだけでも、こんなにあるんですね!
タクラ
タクラ
「溶接」の技術は一度身につければ、生涯役立つものじゃ。その技術を証明するためにも資格はあった方がいい。安心と信頼につながるからのう。資格についてもっと知りたい場合は、「一般社団法人 日本溶接協会」のホームページを見るといい。受験条件なども調べられるぞ。
ユウちゃん
ユウちゃん
なるほど。「溶接」や資格について、だいぶ知識が深まりました。でも、本当に私に「溶接」ができるかな…。
ヨウくん
ヨウくん
熱を伴う作業も多いから、危険な場面も多そう。一人前になる前に心が折れたりしないかな…。
先輩ヒーローズ
先輩ヒーローズ
大丈夫、キミたちにもできるさ!
ユウちゃんとヨウくん
ユウちゃんとヨウくん
あ、あなたたちは一体…。
先輩ヒーローズ
先輩ヒーローズ
僕らはキミたちの先輩。「溶接」ヒーローズさ!

[キャラクター紹介]

●「溶接」ヒーローズ
現役で活動する「溶接」ヒーローズ。ヒーロー歴は3年〜15年と幅広い。それぞれが「溶接」に対する強いこだわりと大きな情熱をもち、日本、そして世界の鉄を素材とした構造物をつくるために日々戦っている。